協会だより

新潟歳時記(新潟の食う・寝る・遊ぶ)

競馬場の帰りは\新潟グルメ/

美豆伎庵 金巻屋

2017年11月24日

店舗外観

新潟総鎮守白山神社の門前、上古町に所在する創業146年の老舗和菓子屋「美豆伎庵金巻屋」。

昭和40年代までは洋菓子も手掛けていたのですが、4代目ご主人金巻栄作さんが大津の和菓子屋に修行に出て、お茶やお花も学ばれたことをきっかけに和菓子に特化したお店となりました。

金巻屋の上生菓子は、季節感を織り込むのはもちろんのこと、依頼主からお茶席のテーマや参加される方の情報などを直接聞き取り、そのお席にぴったりなお菓子を作り出す。ご主人の感受性や引き出しの多さが金巻屋のお菓子が新潟随一といわれる所以です

店内の商品陳列も以前はショーケースで行っていましたが、現在はケース内展示を止め、お客様と会話をしながらお勧めしていく形式に変更されたところからもご主人の、お客様のご要望にお応えしたいという強い思いが感じられました。

お店の中
お店の中

四代目 金巻栄作店主
四代目 金巻栄作店主

日ごろから新しい和菓子の製作に邁進している4代目が、この度トータルアンチエイジングコーディネーターの「白澤いくみ」先生の監修の基、おいしいだけでなくいつまでも美しくあり続けたいという女性の想いにこたえるハッピーエイジング和菓子「いくみ」を手掛けられました。

「いくみ」の「い」は医食同源、「く」はいく久しゅう、「み」は美しいという思いを日本の四季の中にあらわされたとのこと。食べることからいつまでもずっと若く幸せに生きるという願いが込められています。季節ごとに素材を変え4種類のいくみが用意されています。

白澤いくみ先生
白澤いくみ先生

秋のいくみ
秋のいくみ

この度戴いたのは、秋素材の「いくみ」。紅葉に模されたゼリーと金粉が見た目にも美しく、頂くのがもったいない様な芸術的な作品です。三層構造の一番上のゼリー部分は寒天とオリゴ糖で作られているとのこと。そして真ん中の層は甘酒、米粉、手芒豆(いんげん豆)が素材の和風ケーキ生地。そして一番下の層は黒砂糖、越の雫(無花果)、羅漢果エキス、寒天、小豆を使った羊羹生地になっています。どの素材も厳選された新潟産や国産の自然素材を使用しているこだわり様です。

この3層を一緒に口に運ぶと、甘酒の香りや無花果の甘みが口の中に広がり、優しい味わいが何とも幸せな気持ちにさせてくれました。

そして最後にご主人から「いくみは通常の和菓子の半分ぐらいのカロリーなんですよ」と教えていただきびっくり。

残りの3種類もそれぞれの季節にお店に伺いぜひ味わってみたいと強く思いました。

春・夏・冬のいくみ
春・夏・冬のいくみ

【いくみ】に関して

※受注生産の為最低でも3日前のご予約が必要です。

※期間限定販売になりますので、春(3~4月)夏(6~7月)秋(10~11月)冬(12月中旬~1月)となります。

(ライター N)

 

美豆伎庵 金巻屋

店名

美豆伎庵 金巻屋

住所

新潟県新潟市中央区古町通3町650

TEL 025-222-0202
営業時間 9:00~17:45
定休日 年中無休
ホームページ http://kanemakiya.wix.com/mizukian
お問い合わせ先
(メールアドレス)
kanemakiya@ybb.ne.jp

ついしん 手紙

2017年8月23日

店舗外観

東京の「枝魯枝魯」で料理長を務めた店主で料理長の廣岡雅志さんが地元新発田で開業したお店。

店名の由来は「想いを込めて大切な人に届ける。料理もどこか、手紙のようなもの」という店主の心構えから。この7月に「ついしん手紙」として現在の地でリニューアルオープンしました。

伝統の技に裏打ちされた京懐石風創作料理を気楽に楽しんでいただきたいとのコンセプトの基、地元の食材を中心に構成された料理はどれも丁寧な仕事が為された芸術的な作品。

特にこだわりを感じたのは、お造りをいただく時の醤油。地元でとれた辛南蛮に漬け込んだ醤油で、そのピリッとした味は新鮮なお刺身を更に美味しくしてくれます。また、酢飯の代わりにおからを使ったから寿しは、この地でしか味わえない郷土料理でこちらも絶品でした。

前菜

前菜

夏野菜ののっぺ

夏野菜ののっぺ

本日のお造り
本日のお造り

から寿し
から寿し

懐石コース、宴席コースのコース料理の他アラカルトメニューも充実しています。

また、新発田市内の4蔵元を中心に県内の厳選された日本酒や和食にもマッチする地元ワイナリーのワインなども楽しめます。

カウンター席、テーブル席と8人までは入れる個室もありお二人でゆっくり会食することも、グループで楽しく会食するシュチュエーションにも最適です。

(ライター N)

アラカルトメニュー

アラカルトメニュー

カウンター
カウンター

個室
個室

 

ついしん 手紙 について

店名

ついしん 手紙

住所

新潟県新発田市中央町3丁目5番7号 

TEL 0254-21-2950
営業時間 11:45~13:30(L.O)/18:00~21:15(L.O)
定休日 月曜日、第3日曜日
予算 昼:1,350~3,800円 (懐石膳は予約制)
夜:懐石コース 4,000円、5,500円
 (5,500円以上は要相談)
  宴席コース 3,000円、4,000円、5,000円
  その他アラカルト料理多数
カウンター10席 テーブル席28席 個室1部屋8名
駐車場 店前:タケダガレージ 15台

佐敦(ジョウダン)

2017年6月6日

今回ご紹介するのは、新潟初の” カウンター中華” 店。中華料理店で厨房が見られるお店は、確かに珍しい。 また、「その日1 番の食材を使う」というこだわりがあるそうです。

お店の入り口はレンガづくりのアーチに木製のドア。一見、隠れ家風イタリアンのような佇まいです。店内に入ると暖色の明りが落ち着いた雰囲気を演出しています。カウンター席が10席ほど並んでおり、正面はオープンキッチンになっていて、まるでちょっとしたBARのよう。奥には個室もあるのでゆっくりお食事を楽しむこともできます。

佐敦看板

ドリンクはビールやサワー、かめ出し紹興酒に新潟の日本酒などが用意されています。

またワインにこだわっていて、種類がとても豊富です。メニューには各ワインの説明が載っています。

お店のご主人にお料理と合うお酒を聞いてみるのもいいかもしれませんね。

佐敦メニュー

佐敦外観

佐敦カウンター席

佐敦個室

まずは前菜盛り合わせです。白いお皿にガラスの器での登場。まるでフレンチのような盛り付けで、とても素敵です。もちろんお味も負けておりません。全体的にさっぱりしてますが、どれもお酒のおつまみにぴったり。

その内1つに湯葉が使われていたのですが、中華と湯葉の組み合わせは初めてでした。これがまた美味しくて、驚きを隠せませんでした。

前菜の内容はその日によって違うので、実際に行ってみてのお楽しみ。

次の料理は大エビの特製マヨネーズあえです。

大エビを一尾まるっと揚げたものに、マヨネーズソースをたっぷりかけた一品。 エビの下にあるオレンジがふわっと香り、仄かな甘酸っぱさが感じられ、 とても爽やかなエビマヨでした。

前菜盛り合わせ
前菜盛り合わせ

大海老のエビマヨ
大エビの特製マヨネーズあえ

黒毛和牛のヒレステーキ中華風は、とても柔らかくてジューシーな黒毛和牛を、レアでいただきます。

お肉のあぶらもあっさりしているので、ペロリと平らげられます。添えられた野菜とキノコも、お肉の旨味でより美味しくいただけます。

そしてアスパラガスの蟹肉あんかけです。

こちらに使われているアスパラガスは県内産。新鮮で味よし、歯ごたえよしで申し分なし。そこにたっぷり蟹がはいった餡を贅沢にかけた一皿です。

ひかえめな塩味が、アスパラガスの甘みを更に引き立てています。アスパラガスが苦手な方でも美味しく食べられるのでは。ぜひお試しください。

ステーキ
黒毛和牛のヒレステーキ中華風

アスパラカニ餡
アスパラガスの蟹肉あんかけ

次はヘルシーな海鮮入りレタスチャーハンです。

海老や蟹、アサリ等の魚介類がっつり入った、ボリューム満点の海鮮チャーハンです。パラパラのチャーハンにシャキシャキとしたレタスがまた絶妙。

味・ボリュームともに満足度の高い一品です。

最後にご紹介するのが焼きビーフン。

大胆にカットされた歯ごたえ抜群のきくらげにたっぷりのもやし、大きめに切られたお肉と 鮮やかなピーマンとふわっとしたたまご、と具だくさんでかなり食べごたえがあります。 たっぷりかけられたごまの風味がとても香ばしかったです。〆の一品にもおすすめです。

海鮮入りレタスチャーハン
海鮮入りレタスチャーハン

焼きビーフン
焼きビーフン

新潟駅から徒歩2分という好立地。

"その日1番の食材" を味わいに、新潟に訪れた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

最後に厨房でお店のご主人をパシャリ。

それでは、次回の更新をお楽しみに!

(ライター S)

佐敦店主

佐敦(ジョーダン) について
店名

佐敦(ジョーダン)

住所

新潟県中央区花園1-5-2 ココロ花園1F 

TEL 025-282-7536
営業時間 18:00 ~ 23:00
定休日 不定休
予算 おまかせコース¥6,000 ~
備考 -
このページの先頭へ